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シュナイゼル殿下。 [ユーモア・ジョーク・ギャグ]

 コードギアスシリーズで、シュナイゼル殿下役を演じる、声優の井上倫宏さん。とてもきれいでやさしく柔らかい声をお持ちだ。
  
 そのやさしい柔らかい口調が、ルルーシュR2では、人としてのすごみを感じさせもする。

 ルルーシュR2では、仮面がするっと落ちて、カポーンと落ちてしまうシーンが何度も出てきたが、シュナイゼル殿下の仮面がずるっと落ちてゆくときに、髪の毛も、「ズラ」のようにずるっと落ちていったとする。仮面の下の顔ははじめ暗く判別不可能であるが、すっと本当の顔が見えてくる。浮かんでくるのは、『er.緊急救命室』のドクター・グリーンだ。
 そして、彼はいう。あのやさしく柔らかな声で。「ぼけっとしないで」。「けっさん。けんにょう。せいかがく」、「クロスマッチを4単位」。

 このユーモアも、かなり受けたのだが、類似のユーモアの方が先に生まれた。知人に披露したら、ヒーヒーいってのたうち回っていた。
 その(ユーモア・ギャグ)作品はこんな感じだ。

 攻殻機動隊シリーズのアニメの違うバージョンを作成する場合を考えてみる。
 バトーの顔をくりぬいて、ドラマ『er.』のドクター・ベントンが、『おいカーター。いつまで寝てるんだぁ』といっている『だぁ』の部分の顔を静止画にして、貼り付ける。ことごとく、それを貼り付けてしまう。アニメーターの人も楽ができる。作画監督も楽ができて、ごく一部の人の爆笑がとれたりする。
 
 攻殻機動隊のバトー。これの原作はかなり古いのかもしれないけれども、機動戦士ガンダム0083のガトー少佐や、フルメタルパニックのカリーニン少佐。皆、ロマンスグレーの長い髪を後ろにひっつめて垂らしている。
 大塚明夫さんの声は、とても美しい。あまり御自分の姿をテレビの表舞台には出さないようにされているのではないだろうか。何かの声の収録風景で、ちらっとだけ大塚明夫さんのお顔と後ろ姿が、ほんのわずか写されていたのを見たことがある。相当に格好いいおじさんだ。ガトー少佐やカリーニン少佐にイメージそっくり。
 バトーというキャラクターは、原作の方が古いのかもしれないけれども、ガトー少佐やカリーニン少佐は、大塚明夫さんのイメージで、キャラクターをつくってしまったのではないかと想像したりする。

 上記のユーモアにおいても、ハインラインの法則を見出そうとすると、そうすることもできる。
 声優になりたい人は多いけれども、本当に才能があり、きれいなコトタマを出せる人は限られているという悲しい現実。よい作品には、ハイレベルな声優さんにやって欲しいという制作者の願いがあるが、本当にいい人は限られているという悲しい事実があり、そういう前提があって、上記のようなユーモア・ギャグが生まれてしまうのかもしれない。
  

 この記事を書いて、あらためて、「シュナイゼル殿下」の画を見たのだが、顔つきがマーク・グリーンとかなり似ていると思えてしまった。もしかして、キャラクター立てをするときに、井上倫宏さんのようにやさしく話して、そしてその実できる人というときに、er.のドクター・グリーンみたいな感じではげていないという画にしてしまうと決まったのかもしれない。単なる推測だけれども、ありそうな話だ。
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さくら

コードギアス見ています。グリーン先生が出ていたERは、見ていました。
井上倫宏さんの声は優しくて、すてきです。シュナイゼル殿下の声を聴くと、グリーン先生が思い出されます。
by さくら (2008-08-16 23:04) 

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