「赤福」支持を表明します。 [旅の記録]
2008年はじめごろ、赤福はずいぶん叩かれていた。
確かに、正すべきことはあったのかもしれない。
しかし、マスメディアがいつも正しく、日本国の省庁のいうことがいつも正しいとは、私は思わない。
伊勢神宮に何度足を運んだだろう。
伊勢内宮に参拝した後、赤福本店にて、お茶と赤福を頂く。
歴史を感じる赤福本店のたたずまい。
その店内からは、五十鈴川や伊勢内宮の境内を眺めることもできる。
これは、誰が何といおうと、最高の直会(なおらい)である。
直会 (なおらい) とは、神道用語である。厳粛な神事を執り行った後に、和やかに、「神」と「直」にふれあうことが許されるという意味を含んでおり、「神に直に会える」と書いて、直会という。
しっかりとした神社の多くで、厳粛な大切な神事を執り行った後に、それに参加した人達が集い、なごやかに食事などを頂きながら談笑する機会が設定されている。そのなごやかな中に、神が降りてこられるという思想である。そういう語らいの場が設けられて、その人々の話の中に、神なる智恵が降りてくることを、古来より、多くの人々が経験してきたからこそ、そういう風習がすたれずに残っている。
伊勢の内宮に参拝した後、赤福本店は、一般の人々にとって、直会をするには最高の場所だと思える。
ここでは、日本文化の一つの極みを体験できるのだと思っている。
本当は、この記事を書きたくない気持ちもかなりある。それは何故か。それは、自分の大切な場所を秘密にしておきたい気持ちが強いからだ。とはいえ、赤福本店がなくなってもらっては、もっと困るという気持ちが強く、支持を表明せざるを得なくなった。
確かに、正すべきことはあったのかもしれない。
しかし、マスメディアがいつも正しく、日本国の省庁のいうことがいつも正しいとは、私は思わない。
伊勢神宮に何度足を運んだだろう。
伊勢内宮に参拝した後、赤福本店にて、お茶と赤福を頂く。
歴史を感じる赤福本店のたたずまい。
その店内からは、五十鈴川や伊勢内宮の境内を眺めることもできる。
これは、誰が何といおうと、最高の直会(なおらい)である。
直会 (なおらい) とは、神道用語である。厳粛な神事を執り行った後に、和やかに、「神」と「直」にふれあうことが許されるという意味を含んでおり、「神に直に会える」と書いて、直会という。
しっかりとした神社の多くで、厳粛な大切な神事を執り行った後に、それに参加した人達が集い、なごやかに食事などを頂きながら談笑する機会が設定されている。そのなごやかな中に、神が降りてこられるという思想である。そういう語らいの場が設けられて、その人々の話の中に、神なる智恵が降りてくることを、古来より、多くの人々が経験してきたからこそ、そういう風習がすたれずに残っている。
伊勢の内宮に参拝した後、赤福本店は、一般の人々にとって、直会をするには最高の場所だと思える。
ここでは、日本文化の一つの極みを体験できるのだと思っている。
本当は、この記事を書きたくない気持ちもかなりある。それは何故か。それは、自分の大切な場所を秘密にしておきたい気持ちが強いからだ。とはいえ、赤福本店がなくなってもらっては、もっと困るという気持ちが強く、支持を表明せざるを得なくなった。
私もよく赤福はおみやげで食べていました。
直会という言葉初めて知りました、
こうした文化は残っていって欲しいものですね。
by Chris (2008-09-03 12:38)
伊勢にはまだ行ったことがないのですが、
赤福は大好きです(笑)
きっと創業当時は「直会」という思想もあったのでしょうね。
商業主義に走って自滅しないことを祈るばかり。
by キク (2008-09-03 15:07)
直会なんて、久しぶりに聞きました。
折口信夫でも読んで勉強しなきゃw
私も伊勢に行った事がないのですが、赤福は大好きです。
どうも食品偽装関連が多くて、そこに関しては『確かにまずいよね…』って思うんですけど。
でも賞味期限とか消費期限なんて、以前は無かったし、伝統は絶やしてほしくないですよね。
その店の伝統だけじゃなくて、お伊勢参りの後の赤福、古くからある習慣ですもの。
お伊勢参りが流行ったのって、江戸時代に入ってからだと思うんですけど、赤福もその位からですよね。
それ以前って、神事としての正式なものばっかりだったのかしら~?
(ほら、お伊勢さんって、歴史が古くて、由緒正しいじゃないですか、素朴な疑問デス)
長文失礼しました^^
by koume (2008-09-03 19:20)
おいしいですよね
by ram (2008-09-03 20:16)
赤福!大好きです~。
by shiho (2008-09-03 20:35)
五十鈴川と、伊勢の山々を眺めながら、赤福をいただく。最高ですね。
一時期、お店を閉めていたようですが、再開して皆さん楽しまれている様子を拝見して安心しました。
by 厳重郎実篤 (2008-09-03 22:36)
わあ~おいしそぉ~。赤福、大好きです。伊勢に行ったときは、お土産にたくさん買って帰りました。冷凍して保存し、少したって解凍して食べたりもしました。(通販では売っていないのです。)
伊勢神宮は、素敵なところです。素に正される故郷のような気がします。
by さくら (2008-09-03 23:03)
その通り!だと思います。伊勢参拝のさいは赤福ですよね。私は今年、二度伊勢参拝してまいりました。一度目は赤福閉店中、二度目のときは復活していて嬉しかったです。
by るるど (2008-09-04 19:35)
Chris さん。
コメントありがとうございます。
様々な文化がありますが、その中でも人類にとって本当にいいものは残っていって欲しいと思います。
by 旅人J_(wayfarer_j) (2008-09-05 05:20)
キク さん。
御訪問いただき、コメントありがとうございます。
コメントに書いて下さったとおり、人々は初心に返ることが大切だと思います。ドラッカーは、「利益」というものそのものを目標にすることは誤りであり、「利益」は、その組織の健全性の尺度として用いるべきだといっています。人々に喜んでいただけることを精一杯することが、組織の健全性ともいえるかとも考えます。赤福という組織も、正すべきところがあったのだと思えます。そして、初心に返ることができれば、赤福もまた人々に必要とされ、愛されるのだとも思えます。
by 旅人J_(wayfarer_j) (2008-09-05 05:25)
ramさん。
いつもありがとうございます。
by 旅人J_(wayfarer_j) (2008-09-05 05:26)
shiho さん。
大好きでいらっしゃるのですね。嬉しくなります。
by 旅人J_(wayfarer_j) (2008-09-05 05:27)
厳重郎実篤さん。
ありがとうございます。
仰るとおりで、あのシチュエーションで頂く赤福には格別のものがありますね。
by 旅人J_(wayfarer_j) (2008-09-05 05:29)
koume さん。
御訪問いただき、貴重な御意見をお書き下さり、心から感謝いたします。
折口信夫さんの名前が出てきて嬉しいです。折口信夫氏の筆頭弟子であられるのが、岡野弘彦氏であり、岡野先生から和歌の御指導を頂けたことは、私にとって、極めて貴重な経験でした。そのあたりのことについては、このブログの『五七五七七の世界』というジャンルに多少書かせていただいています。
koume さんが書かれているように、昔は、日本では伊勢ではなく、熊野への参拝の方が人気があったようです。赤福の歴史は、もう少しで300年になるとのことです。「一生に一度は伊勢に」というブームは江戸時代。そういう願いが人々の間に広まった原因として、度会神道が、全国に、「御師-おし」という人々を派遣したということがあげられます。当初は、内宮よりも外宮に人気が集まっていた時代もあるようです。
伊勢内宮が現在の地に鎮座することになったのは、倭姫命(やまとひめのみこと)によってとされており、その父君は垂仁天皇とされ、垂仁天皇は、紀元前69年から紀元後70年まで生きたとされています。
by 旅人J_(wayfarer_j) (2008-09-05 06:08)
さくら さん。
ありがとうございます。
貴重な御意見を書いて下さり、誠にありがとうございます。
>解凍して食べたりもしました
とありますが、そのたびに伊勢に行ったときのことが思い出せそうで、それはとてもいいことですね。
by 旅人J_(wayfarer_j) (2008-09-05 06:11)
るるど さん。
ありがとうございます。
今年、二度伊勢に参拝されるたというのは、すばらしいことです。
by 旅人J_(wayfarer_j) (2008-09-05 06:35)
神様とのつながりは、心の杖ですネ。
by つなみ (2008-09-05 11:31)
つなみさん。
ありがとうございます。
心に杖があると、しっかりと登り進むことができますね。
by 旅人J_(wayfarer_j) (2008-09-05 19:13)
伊勢神宮は小学校の修学旅行と、大人になってから初詣に1度
行った事があります。
2度目の時に、赤福本店で食べた事があるのですが、
駅の売店に売ってるものと違い、とても美味しかった事を思い出しました。
その時は直会という言葉も、何も知らなかったのですが、
次回、行く機会があれば、前とは違う気持ちでお参り出来そうです。
by ももね (2008-09-05 20:03)
再び…。
あまり詳しくは無いのですが、民俗学的な話に興味があり、若い頃は良く本を読みました。
でも、あんまり記憶に残ってないのですが^^;
父が非常に本を読む人で、父の影響が大きいのです。
実家を離れてしまって、父とこの手の話をすることが少なくなって久しいのですが、久しぶりにこんな話題が出て、すごくワクワクしてます^^
これからもどうぞ、貴重なお話をお聞かせ下さい。
折口先生の筆頭弟子の方から、直接指導を頂いただなんて、すばらしいですね^^
by koume (2008-09-05 23:24)
ももねさん。素敵なコメントをありがとうございます。
小学校の修学旅行でというのは、なんだかとてもいいですね。
>次回、行く機会があれば、前とは違う気持ちで
そうなると、とてもすばらしい経験をされることになるかもしれません。
by 旅人J_(wayfarer_j) (2008-09-07 09:07)
koume さん。ありがとうございます。
koume さんのような御父君を持たれた人は、とてもしあわせなのだと思えます。
岡野先生の御指導をいただけたことは、本当にありがたい経験であり、その記憶は心の宝物になっています。
koume さんに、他の部分にコメントをいただき、それもまたとても嬉しく思います。一応、それらにも御返事を書かせていただきました。
これからも、どうぞよろしくお願い致します。
by 旅人J_(wayfarer_j) (2008-09-07 09:12)
こちらのブログで美味しそうな”赤福”拝見する度 無性に食べたくなりまして ようやく 某デパートで買いました。
お抹茶と共に頂きましたが最高に美味しかったです。至福のひと時となりました。
by yasu (2008-10-06 19:43)
My my , hey hey… Rock n Roll is here to stay!
by ray ban outlet (2013-05-10 04:30)