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旅の記録。竹富島。 [旅の記録]

 今回は、旅人らしく、旅の記憶を記事にしたい。
 旅人Jは、旅人Jと名乗りながら、旅の記事をこれまで書いていなかったことに、今更なのだが気付いた。間抜けな話である。

 まあ、旅といっても、心の旅もあれば、魂の旅もある。
 そして、現実の旅も。
 旅での経験は、人の心と魂に刻み込まれる。
 その旅の記憶は、日常生活に疲れたとき、
 思い起こすと、大切な癒しを与えてくれたりする。

 そんなこんなで、ともかく、竹富島の旅の記憶を御紹介したい。
 
 竹富島は、石垣島に近い、とても小さな島だ。
 星の砂で有名な島なのではないだろうか。といっても、知らない人の方が多いかも。
 星砂の浜というビーチもあるようだ。
 石垣島は、八重山商業高校の甲子園初出場で、少し注目を集めたのだろうか。

 石垣島から、割と近代的な舟に乗って、竹富島に渡ることができる。
 短時間の船旅だ。
 ごく一般的な、アクセスとしては、沖縄本島から、小型機で石垣島まで飛ぶ。そして、上記の舟で竹富島に渡る…という感じだろうか。
 石垣島もそうであるが、もうこのあたりまで来ると、日本本土よりは、台湾の方が近かったりする。

 Google Maps http://www.google.com/maps で、
 「竹富町」と入力し、「地図を検索」ボタンを押すと、島の姿が見えてくる。
 左のズームバーを徐々に下げると、台湾が見え始め、
 さらに下げると、鹿児島が見え始め、さらに下げると日本全体が見えてくる。
 こんなことを書かなくても、興味がある方で、
 Google Mapsを御存知の方は、すでにそうされていると想像する。
 御容赦頂きたい。

 竹富島の町の風景は、まるで、60年以上時が止まってしまったかのように感じる。
 街という言葉もふさわしくないし、町という言葉でさえふさわしくないように感じてしまった。

 道は、小道が巡らされている。舗装はされていない。土がむき出しなのではなく、小石に思えるものが敷き詰められている。恐らく、古い珊瑚を砕いた小石なのではないだろうか。歩くと、ざくっざくっとした感触が心地よい。海岸に近づくほど、小石は砂に近くなってゆく。
 民家の石垣になっているのは、古い珊瑚の岩状の固まりではないかと思った。そう思えるものが積み上げてある。
 
 ビーチにつく。海のエメラルドグリーンと、白い砂浜が美しい。
 旅人Jが辿り着いたビーチの名前は覚えていない。

 南の島のビーチでは、本州のような海岸作法では、極度の日焼けというか、ひどい火傷をしてしまうので注意が必要だ。島の人の話によると、できれば長袖のTシャツを着用することをすすめられる。最低でも、半袖のTシャツを着用するべきであるようだ。
 旅人Jは、半袖のTシャツと日焼け止めクリームで火傷を防ごうとした。
 海に入り、膝から下の日焼け止めクリームが流れ落ちてしまったようで、ふくらはぎと足の甲に、ひどい火傷を負ってしまった。七日間ほど、それら部位は水ぶくれのようにパンパンに腫れあがってしまった。数日間はかなりの痛みも伴った。これからゆかれる方は、御注意頂きたい。日焼け止めクリームの塗り足しが必要だったようだ。

 気温は高いのかもしれないが、風がさらっとしており、とても心地よくすごすことができた。
 白い砂浜に見えるものは、実は、全て、珊瑚の破片からなっていることがわかった。砂浜におりてはじめてわかったことだ。日本の本州、九州、北海道の海しか知らない私には、とても驚きだった。

 一つ一つの砂粒が、
 よく見てみると、全て、
 白い珊瑚なのである。
 小さい粒。
 やや大きめの粒。
 みな珊瑚だ。
 すごい。
 写真を撮って皆さんにお見せしたいぐらいである。

 旅人Jがビーチについたとき、そのビーチは、とても遠浅の状態だった。
 5センチほどの海水に覆われた砂のうえを歩いてゆく。
 海水は、とても透き通っている。
 その浅い海は、まるで、川であるかのように、さぁぁぁと流れている。
 歩みを止めると、足の下の砂が海水の流れでもってゆかれる。
 何とも心地よい。
 私は、その浅瀬を、800メートルほども進んでいった。
 海の深さが、10センチから50センチの間ぐらいの浅瀬を、伝っていったのである。
 何とも不思議な感覚だ。海の中に、まるで、ここを歩いてくださいというように、浅瀬が帯のように連なっているのだ。
 その浅瀬の帯を800メートルほど進んで、海岸線からは、200~300メートルほども離れていた。
 そこに、周囲10メートルほどの珊瑚の砂でできた小島ができていた。
 ここでも、やはり、海水は、透明に、流れている。
 私は、そこがとても気に入り、水深5センチほどのところに座り込む。
 座り込んだ体に、流れてゆく海水が、とても心地よい。
 海水は、とても透き通っていて、珊瑚の砂の合間に、ときおり、白い色をした小さなカニを見たり、白い色をした小魚があわてて泳ぎ去るのを見ていた。
 空も、海も、白い砂も、あまりに美しすぎて、この世とは思えないほどであった。
 
 こんな素敵な場所に、一人でいるのが、とてももったいなく思えた。
 いつの日にか、私の大切な人を、ここにつれてきたいと、とても思った。
 そんな気持ちをも洗い流すように、透き通った水が流れ続けていた。
 




画像は、以下のサイトから借用させて頂いた。
問題があれば、直ちに削除いたします。
でも、まあ、観光案内みたいな記事であるので、きっと許してくれることと思う。
実際に行ってみて、掲載した写真に負けないほど、美しい光景を目にすることはできた。

美ら島物語 竹富島情報
http://www.churashima.net/shima/taketomi/index.html
ぱいぬ島ストーリー
http://painusima.com/index.htm


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コメント 13

noric

綺麗な海で海水魚を見てみたいです。憧れの海の風景です。
by noric (2006-10-09 11:52) 

旅人J

noricさん。いつもありがとうございます。
by 旅人J (2006-10-09 13:32) 

旅人J

茨城高三の日常ブログさま。お気に入りに入れて頂いたとのことで、ありがとうございます。
asami さんの記事、見させて頂きました。2006.10.09の記事だけのようにお見受けしまして、これからはじまる、、という感じなのですかね。。。
お悩みの件が、よい形で解決するといいですね。
ウインドウがどんどん開くものですから、本当に悩んでおられるのではなくて、広告目的なのかなーと感じたりもしました。それが、誤解でありましたらお許し下さい。さらに推察しまして、ウインドウがどんどん開くことが、悩みを解決するのにつながるのかもしれないとも想像しました。
by 旅人J (2006-10-09 16:45) 

きれいな海に感動さえおぼえます。このきれいな海がいつまでもきれいであってほしいです。
by (2006-10-09 19:30) 

Baldhead1010

私の念願は、石垣島あたりで、降るような星空を眺めることです^^
by Baldhead1010 (2006-10-10 09:25) 

旅人J

cocoa051様。コメント & nice ありがとうございます。
私も、cocoa051様と同様に願っています。
温暖化で島自体が無くなったりもしないことも願っています。
by 旅人J (2006-10-10 16:26) 

旅人J

Baldhead1010さん。いつもありがとうございます。
石垣島も、とても素晴らしいところです。
夢がかなうといいですねー。
by 旅人J (2006-10-10 16:28) 

megumi

はじめまして***
ふらりと遊びにきました。
すごい綺麗ですね。
感動しています。
by megumi (2006-10-10 21:48) 

旅人J

megumiさん。はじめまして。
コメント & nice ありがとうございます。
写真は借り物なんですけどねー。すいません。
とはいうものの、あの美しい島があるうちにゆけるといいですねー。
あの島が、無くなったら、ちょっとシャレにならないと思ったりもします。
by 旅人J (2006-10-11 07:42) 

 海はいいですよね。
 本当の意味での癒しを与えてくれるような気がします。
 こんなきれいな海なら一日中 海を眺めて過ごしていたいと思います。
by (2006-10-17 19:30) 

旅人J

yu-toさん。こんにちは。
そうですねー。海はいいですねー。
一日中海を眺めて過ごすって素敵ですねー。
by 旅人J (2006-10-19 15:48) 

touristtrophy

竹富島行ってみたいです。
沖縄行ったことないんです。
あと群馬も(^^;
by touristtrophy (2006-10-19 20:47) 

旅人J

touristtroph..さん。コメントありがとうございます。
石垣島も、竹富島も、とても素敵なところでした。
by 旅人J (2006-10-20 14:33) 

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