FIAT X1/9 という、とても素敵なクルマのお話し。 [car & bike]
私が、青春期にあった頃、
とても憧れ続けていたクルマがあった。
そのクルマは、FIAT X1/9。
いまだに、私の中で、素敵な存在であり続けている。
FIAT X1/9 は、一条ゆかり氏のコミックにも、
さりげなく、とてもオシャレなアイテムとして、取り上げられている。
このイラストにおいては、X1/9 とともに、
さりげなく、ロータス・ヨーロッパが描いてあるところが、何とも、クルマ好きの心をくすぐる。
一条ゆかり氏の『デザイナー』という作品は、
何度も何度も新装されている名作コミックなのだそうだ。
私も、遠い昔に何度か読んでいる。
上記のamazonリンクにおいて、文庫は一冊に合本してあるのだと想像する。
もう少し大きい、普通サイズで読みたい方は、
(前編)、(後編)、に分けてどうぞということなのだろう。
この、一条ゆかり氏の作品の中で、
FIAT X1/9 の素敵なイラストを見ることができる。
一条ゆかり先生。勝手に、作品の一部を紹介してしまいました。
問題があれば、即座に削除いたします。
一条ゆかり氏のコミックには、時折、
とてもマニアックなクルマが、登場することがあった。
もう、記憶が薄れているが、古い昔の、
サニーのレーシング仕様車が登場することもあったし、
上記の、『デザイナー』においては、記憶が定かならば、
ランチア・ストストラトスも登場していたように記憶している。
一条ゆかり氏の今は絶版になっている、単行本『ジェミニ』では、
そのタイトルそのままの、『ジェミニ』という話が載っていた。
この話において、主人公は、クルマ好きの少女である。
彼女は、イギリスの、バックヤード・ビルダー的、小さな自動車会社で、
自分の理想とするクルマを作ろうとする話だったように記憶している。
私のアイコンになっている、MGは、そのコミックの表紙か、
冒頭に登場するクルマだったのではないだろうか。
そういう作品を書かれるぐらいであるから、
恐らく、一条ゆかり氏も、かなりのクルマ好きなのだろうと想像する。
ただ、最近の一条ゆかり氏のコミックをぱらぱらと見る感じだと、
上記、『デザイナー』の頃の、美しく、マニアックな感じのクルマのイラストは、
見ることができなかった。
これは想像になるが、一条ゆかり氏のアシスタントの方で、
クルマに、極めて詳しく、クルマのイラストも、極めてお上手な方が、
いらっしゃったのではないかと推測する次第だ。
話を、FIAT X1/9 にもどしたい。
FIAT X1/9が、日本に初めて輸入されたのは、1974年のことである。
本国デビューから、1年半経って、日本にやってきた。
1300ccのエンジンは、ドライバーズ・シートの後ろに位置している。
ミッドシップ・レイアウトだ。
エンジンおよび、ドライブトレーンは、
FIATのファミリーカーのものが流用されている。
日本に入ってきた、X1/9のエンジンは、
当初、昭和51年排ガス規制の前のもので、66ps にすぎない。
マイナーチェンジ後のモデルは、排気量が、1500ccにアップする。
フロントノーズには、大きな、バゲッジ・スペースがあり、
また、エンジンの後ろにも、小さなトランクが備わる。
スペアタイアは、フロントシートと、エンジンの間に、巧みに収納されている。
これは、あまり知られていない話だが、X1/9には、
排気量を2リッターほどに、拡大したモデルも、実は存在している。
形式名は、X1/20。
このモデルは、当時同じFIATグループに属していた、ランチアから発売された。
そのランチアから発売されたモデルは、ランチア・モンテカルロという。
今となっては、古いクルマといえるかもしれないが、
X1/9にしても、ランチア・モンテカルロにしても、
極めて未来的で、優れた設計思想に基づいて、生産されていた。
この写真を見ると、クラッシックカー的だが、
X1/9にしても、ランチア・モンテカルロにしても、
ピカピカに磨き上げられた、両車を、もし、今、みなさまが目にされたとしたら、
その、未来的造型に、目を見張られると思う。
X1/9 のデザインは、ベルトーネのデザインによるものだ。
ランチア・ストラトスも、ベルトーネデザインである。
成り立ちも、近いものがある。
フェラーリのエンジンユニットを、ミッドシップにマウントしたのが、
ランチア・ストラトスだ。
ランチア・ストラトスのハンドリングの素晴らしさも、伝説になっている。
20年以上前の記憶が正しければ、ドアを開けると、
トランク・オープナーのレバーがあり、その下に、
ベルトーネのエンブレムが誇らしげに張られていたように記憶している。
X1/9 の最大の魅力は、そのハンドリングにあるといっていいと思う。
エンジンは、前記の通り、非力といってしまってもいいかもしれない。
しかし、スポーツカーは、パワーがあればよいスポーツカーになるとは限らない。
X1/9 は、その、小型軽量のボディ。
そして、おそらくは、Ferrari エンジニアによるであろう、
ハンドリングの調教によって、
極めて、fun to drive で、
高度なハンドリングを持つクルマに仕上がっていた。
CAR GRAPHIC においても、極めて、高い評価をされており、
また、記憶が定かでないのが申し訳ないが、CAR GRAPHIC の『記憶に残るスポーツカー特集』というような記事においても、Ferrari 等と並んで、X1/9 が取り上げられていた。
X1/9 は、一般庶民でも購入しうる、小さな、Ferrari 308 と呼んでもいいのではないだろうかと、私には思える。
通常、ミッド・シップ・レイアウトのクルマのハンドリングは、過敏なものになりがちだ。
いったん、リアがブレークすると、あっという間にスピンに陥る傾向になりやすい。
ところが、X1/9 は、極めて、コントローラブルなのだ。
私は、X1/9 を一時間ほど試乗する機会を得た。
X1/9 を、日本において、まだ新車で購入できていた頃の話だ。
ペダルレイアウトも、非常に適切で、
ヒール & トーも、極めて使いやすかった。
試乗した X1/9 は、完全ノーマル状態。
標準の、タイアで、慣性四輪ドリフト状態に持ち込むのは、とても容易であり、
しかも、そのドリフト状態のコントロールも、極めて、コントローラブルなものだった。
仮に、コーナリングラインに、一個の空き缶を立てて、ドリフト状態で、その空き缶を踏みつぶしてごらんといわれたとしたら、きっと、楽々と、それをなすことができるだろうと思える。それほどに、ドリフト状態をコントロールしやすいのだ。
試乗している間、66psのエンジンが、もっとパワフルだったらいいのになぁと思うことは、一度もなかった。
ともかく、操縦することに、喜びを感じることができるクルマだったのである。
ペダル類は、いわゆるファミリーカーにくらべると、それなりに足ごたえはあった。
ステアリングの感触は、ともかく、極上であった。
ペダルの足ごたえ感と、極上のステアリング感覚、それらが、極めて高度なスポーツカーを操っていることを感じさせてくれる。
そして、小さなボディが、一般道でも、アウト・イン・アウトを可能にさせる。
ドリフト状態で、多少、クルマが横向きになっても、元々が小さなクルマである。
このような高度な、ドライビングを、一般公道上でもできてしまう。
それが、X1/9 の、とても優れたところだ。
試乗後、自分の車に戻ってから、X1/9が、もし、100ps程あったとしたら、さらに、極めて魅力的だろうとは、感じた。しかし、あれはあれで、極めて魅力的ではある。乗っている間は、それで充分だと感じさせてくれた。それもまた、X1/9 の優れたところと思える。
これを書いていて思いだしたのだが、
私は、X1/9 の試乗が、左ハンドル初体験だったのだ。
何の違和感もなかった。
むしろ、右手によるシフト・レバー操作が快適だったことを思い出した。
違う視点で考えてみると、それほどまでに、
X1/9 が、高度に、コントローラブルであったことの証明になるかと思う。
ちなみに、試乗中、私は、法定速度を、ほぼ、遵守していたと記憶している。
今現在、私は、ゴールド免許をもらっており、
交通安全は、とても大切にしているつもりだ。
この X1/9 であるが、いまだに、多くの人に愛されているクルマであるようだ。
http://www.asahi-net.or.jp/~rz9t-hrgc/Runabout.html
ここに行くと、沢山のX1/9の写真が見られる。
また、mixi においても、X1/9 のコミュニティが存在し、かなり多数の参加者がいらっしゃるのがわかる。
震災後の神戸においても、私は、一台の、黄色の X1/9 が駐められた、オシャレな家を見掛けた。
ところで、クルマのイラストを御専門にされている bow というイラストレーターの方がおられる。
私は、bow氏の大ファンで、うちの壁には、彼のイラストが、額に入れて飾ってあったりする。
うちに飾られているのは、彼が描いた、ロータス・ヨーロッパのイラストだ。
私は、彼のイラスト集も購入した。
CD-romのイラスト集も、購入した。
彼のイラストは、クルマに対する愛情が感じられる。
彼のイラストを眺めていると、心が静かに落ち着いてくる。
彼のイラストを眺めながらの coffee は、格別なものに感じられる。
bow氏は、以前は、CAR GRAPHIC にイラストを載せられていた。
数日前に立ち寄った書店で、クルマの雑誌をさっと眺めると、bow氏のイラストが表紙を飾っていた。
bow氏が描いたX1/9のイラストもある。
ここに掲載するのは、著作権法上問題もあると思うのだが、
とても小さな画像であるし、彼のイラストの宣伝ということで許して欲しいと思っている。
彼のイラスト集を、今現在購入できるかどうか調べてみた。
http://www.kouseido.co.jp/toolbox/works/index.html
↑ここでは、彼のイラスト入りの、タペストリーや絵ハガキなどを購入できるようだ。
http://www.subaru.co.jp/square/gallery/kabegami/bow/index.html
↑ここは、スバルのサイトであるが、彼のイラストを鑑賞できる。
BOW。-Sports Car Days- 2007年 カレンダー
- 作者:
- 出版社/メーカー: エトワール(ハゴロモ)
- 発売日: 2006/09/21
- メディア: カレンダー
スケッチ・イン・ニュートラル―BOWのエッセイ&オートバイ画集
- 作者: 池田 和弘
- 出版社/メーカー: ネコ・パブリッシング
- 発売日: 1997/12
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
100 sports cars―Cover picture of Car magazine 201 to 300
- 作者: Bow。
- 出版社/メーカー: ネコ・パブリッシング
- 発売日: 2003/05
- メディア: 大型本
ところで、Porsche にも、同じ設計思想のクルマが存在していた。
ポルシェ 914 だ。
X1/9 同様に、記憶が正しければ、フォルクスワーゲンのエンジンとドライブ・ユニットを、ミッドシップにマウントしたのが、914である。914には、排気量2.0リットルのエンジンまで用意されていたように記憶している。通常版は、1.7と1.8リッター。今調べてみたら、排気量2リッターの911用SOHC6気筒エンジンも選ぶことができたようだ。これらは全て空冷式水平対向エンジンであるとのこと。
タルガ・トップを外してオープン化できるところまで、Porsche 914 は、X1/9 にそっくりさんである。
デザインは、何とも、ポルシェらしい。
914について書いていて、HONDAのビートを思い出した。
HONDAのビートも、軽自動車の枠ながら、
ほぼ同様の設計思想に基づいて、作られていた。
エンジン・ドライブユニットを、他のよく売れている車種から流用し、
それを、ミッド・シップにマウントして、低価格で、高運動性能のクルマに仕立て上げる。
同じ手法だ。
HONDAのビートが、路上において、
高い運動性能を発揮しているのを、私は目撃したことがある。
あれはあれで、とてもよいクルマなのだろうと想像はする。
しかし、できれば、シビックのユニットで、同様の手法によって、
ミッド・シップ レイアウトの、スポーツ・カーを作って欲しかったという思いも起こさせる。
以下は、ネット上で集めてきた、X1/9 の画像である。
著作権的に、問題がなさそうなものを選んだ。
もし、問題があれば、直ちに削除申し上げる。
タルガトップを外せるところは、X1/9 の大きな魅力だ。
外した、タルガトップは、フロントノーズに納めることができる。
リトラクタブル・ヘッドライトを上げると、かわいらしい顔つきになる。
CAR GRAPHIC の X1/9 の記事は、
GAZOOを通じてdownload 「購入」することが可能だ。↓
http://gazoo.com/download/fre_index.asp?file=/cg/index.asp&inFlg=1&page=1
私も、いくつかのバックナンバーを購入させて頂いた。
-----以下、Wikipediaより引用。-----
CGバックナンバー
GAZOOを通じて、過去の記事をコピーして販売するサービス。通常のバックナンバーと違い、欲しい記事のみをコピーして販売するので、1962年創刊当初の記事も販売している。「CG長期テストダイジェスト」過去に行った特定の車種の長期テストの記事を掲載開始から終了までの記事を購入できる。又、記事のダウンロードも行っている。以前はCG CLUB会員にのみモノクロコピーし、郵送で販売していた。
-----以上、引用終了。-----
-----参考-----
『一条ゆかりあらかると』
http://www2.plala.or.jp/eiko/yukari/index.html
『ジェミニ』
車が大好きでやせっぽちの女の子ジェミニは、自動車会社の女社長の息子・シェルフィーの車に跳ねられたことから、彼の家に世話になることになった。ジェミニの夢は、父の残した設計図の車を作ること・・・。以下省略。
他三話収録。
No. RMC82(絶版)★★
ISBN ISBN4-08-853082-9
雑誌コード 43210-82
初版発行日 1976/01/10
収録作 ジェミニ
長文に対して短いコメントで申し訳ないのですが・・・
私もこのFIAT好きでしたよ♪
と、言ってもものすごく昔の事なのですが。
忘れていた記憶が何かよみがえったような気がします。
ボンネットが薄く車高の低い車にあこがれた日本の子供達(大人も含む)は
どんな車に今乗ってるのでしょうか?
ちなみに私は・・・
2代目・プレリュード
7代目・スカイライン
4代目・プレリュード
と乗り継いでおり、車高の低い車から離れられません。
4代目プレリュードも11年目に突入し塗装がハゲて、ロードノイズが室内に激しく聞こえるようになってきましたが、まだ乗るつもりです。
by yas (2006-11-02 10:20)
こんにちは。 旅人さん!
おぉぉ、車がお好きなのですね!
私のオットがきっと目を輝かせて見ることでしょう!!
実は私、車に関しては、ちんぷんかんぷんですが・・・(ごめんなさい)
カッコイイ車を見ると、旦那さんに「あれ何ていう車ーーー!?」と
必死に聞きます(笑)
旦那さんは、書店で見かけるディアゴスティーニのフェラーリを買って
組み立てるのを楽しみにしていますよー(^-^)
私はシールを貼る役目だそうです・・・なぜ???
by かな (2006-11-02 11:35)
かな さま。 時計ごめんなさいっ。
御来訪に感謝です。
長文に深謝です。
by 旅人J (2006-11-02 11:55)
はじめておじゃまいたします。
X1/9、ずっとずっと乗ってみたくて、未だにその夢が
叶っていない幻のクルマです。
先日も過去にX1/9を所有しておられたという方
(御年50歳すぎ)とお話をしていて、またもやその魅力に
アタマがクラクラしていたところ、ステキな記事に巡りあえて
とても嬉しく思っております。
by (2006-11-02 13:31)
「デザイナー、一条ゆかり」で検索していたら、ここに来ちゃいました。
「デザイナー」の背景の車や建物はご指摘の通り、一条ゆかり氏の絵ではなく、新谷かおる氏をはじめとする男性アシスタントが描かれていました。(私も最近知ったことですが、・・・・)
リアルタイム世代として彼女の漫画は内容ももちろん、絵も別格でした。おしゃれでした。
私も車に注目して、車種を調べて喜んでいました。クラッシックなオープンカーもでてきますよね。あの車ってMG?モーガン?漠然とイギリス車かナって思っていました。
私も描けたらいいなぁ、あんな車・・・。
ワイヤースポークまでしっかり描いてあるし・・・
以上、旅人Jのミラーサイトからの転記です。
by まりりん (2006-11-03 00:59)
まりりんさま。
御訪問ありがとうございました。
>「デザイナー」の背景の車や建物はご指摘の通り、一条ゆかり氏の絵ではなく、新谷かおる氏をはじめとする男性アシスタントが描かれていました。
とても貴重な情報をありがとうございました。
私は、MGも、モーガンも大好きです。
『ジェミニ』に描かれていたのは、私の記憶が定かであれば、MG(モーリス・ガレージの略)であったと思います。
これは、私のミラーサイト
http://blog.livedoor.jp/wayfarer_j/
からの転記であります。
by 旅人J (2006-11-03 01:00)
yas さん。こんばんは。
コメントありがとうございます。
2代目・プレリュードは、私も一時期乗ってました。
KP61
AE86
UZZ1
という感じです。
by 旅人J (2006-11-03 01:02)
touco さま。
御来訪ありがとうございます。
touco さまのブログには、感激いたしました。
また遊びに行かせて頂きます。m(__)m
by 旅人J (2006-11-03 01:04)
車は好きですが、ただ走らせるだけです。それにしても旅人さんはスゴイ人なんですね。
by (2006-11-04 02:07)
こんにちは。
X1/9、かつて憧れのクルマの一つでした。 当時は結構走ってて、手軽に買える本格スポーツ、でしたね。 一時期水没騒動があった、とも記憶してますが、詳細忘れました。
by luka (2006-11-06 12:59)
うれしい文章です。
りんくさせていただきました。
by はじめまして (2006-11-13 12:07)
はじめまして さん。
リンクしてくださって、とても嬉しく思います。
X1/9に現役で乗っていらっしゃる方に、リンクを張って頂けたことは、とても光栄であります。
誠に、ありがとうございます。
今は、はじめましてさんのブログが本調子でないようで、残念でありますが、これから、そして、将来にかけて、じっくりと、とても興味を持って、はじめましてさんの記事を読ませて頂くつもりです。ありがとうございます。
by 旅人J (2006-11-15 19:27)
「はじめましてさん」は、もしかして、horryさんとお呼びした方がいいのかも知れません。そうであったとしたら、どうぞ、御容赦下さい。
by 旅人J (2006-11-15 22:24)
「一条ゆかり」の検索でこちらに来ました。高校生の頃、単行本を何冊か持っていましたがx1/9が描かれていたなんて驚きです。何を隠そう、今も現役で乗っています。またデザイナーを手に入れて読みたくなりました。
貴重な記事を読ませて頂き ありがとうございました。m(_ _)m
by Cleo (2007-11-16 20:15)
たしかこのフィアットX1/9は「ジャッカー電撃隊」のスペードエースの専用スーパーマシン「スペードマシーン」として改造されたらしいですね。特にリトラクタブル・ヘッドライトの部分は機関銃がせり出す部分に改造されたらしく、前面に付いてるヘッドライトは新規造形で、フィアットX1/9らしさは少し失われているが…、それでもカッコ良いマシンとしての印象を残している。もし、カリ城及び「ルパン三世(TV第2シーズン)」にフィアット500ではなく、このフィアットX1/9が登場していたら…、無論、宮崎駿はこういう車は好まないだろう…。
by マイケル村田 (2014-06-17 19:15)
はじめまして。
もうかれこれ25年以上も前、私もX1/9に乗っていたことがありました。
ベルトーネに生産が移行された後のベルトーネX1/9で、京都の販売店で中古車で購入したものでした。
ギヤリングが低く、特に低速ギヤでスピードが伸びなかったため、信号待ちからの発進では周りのクルマに置いていかれることが多かったですが、シュアなハンドリングは走らせて楽しく、ミドエンジンスポーツとしては驚くほどのスペースユーティリティーも兼ね備え、スタイリングも非常に魅力的な良いクルマでした。
レーシングカートを運ぶクルマを手に入れるため半年程度で手放したのですが、余りに簡単に手放してしまったことが今となっては悔やまれます。
また、今とは違って写真もほとんど撮らなかったため、手元にX1/9の写真が全く残っていないことも大変残念です。
こちらページではX1/9の魅力が余す所なく語られており、当時のことを楽しく思い出しながら拝見しました。
by n-pgt (2015-04-23 20:40)