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静かな空間が欲しいときがありませんか? [audio]

 以前、わたくしの記事で、ノイズ・キャンセリング・ヘッドフォンを取りあげた。
 『静寂による癒し。静けさという贅沢』http://tabibito-j.blog.so-net.ne.jp/2006-09-30-2という記事で、その当時に手に入るノイズキャンセリング・ヘッドフォンを試してみたことなどについて書かせていただいた。
 その記事で取りあげた、様々な製品。その中には、航空機のファーストクラスで採用されている製品もある。
 それらの製品よりも、優れていると思える製品を、わたくしは見つけてしまった。
 技術の進歩は素晴らしいと思える。

 静かさは、とても必要なことだとわたくしは考える。
 騒音は、実際に、体に悪影響があることが医学的にもわかっている。
 メルセデス・ベンツ、BMW、ジャガー、レクサスLS。どの高級車も、静かさを大切にし、聞こえる音も心地よいものになるように努力されている。
 
 SONYのNW-A918 という製品を使ってみて、そのノイズキャンセリング効果の素晴らしさに、わたしは感動に近い驚きを感じ、もう手放せないと感じた。
 私の知人は、電車の中で、同じ製品を使い、電車の中であるのに、静かな自分だけの世界ができたことがとても嬉しい驚きであったと興奮気味に伝えてくれた。
 別のとても親しい人は、賑やかで、様々な音にあふれるスーパー・マーケットの中でも、静かに気持ちよく買い物ができることがありがたく、嬉しいのだといっていた。
 SONY NW-A918という製品。そのノイズキャンセルの能力だけで、とても優れた製品だといえる。

SONY ウォークマン Aシリーズ ワンセグ内蔵 8GB ブラック NW-A918B

SONY ウォークマン Aシリーズ ワンセグ内蔵 8GB ブラック NW-A918B

  • 出版社/メーカー: ソニー
  • メディア: エレクトロニクス


 SONY NW-A918には、16GBモデルのNW-A919と、4GBモデルのNW-A916というバリエーションがある。
 ノイズキャンセリング・ヘッドフォンの定番的存在である、BOSE QuietComfort 2は、税込みで、42,000円程度。
 BOSE QuietComfort 2と比較して、SONY NW-A918は、ノイズキャンセルの機能自体でも負けていないかもしれない。
 SONY NW-A918の場合、ノイズ・キャンセリング機能が、付属イヤフォンと本体の電子回路に一体化しているので、リーズナブルな価格で、しかも、高音質なままで、ノイズキャンセル機能が実現できたのだと思える。
 
 これまでの、ノイズ・キャンセリング・ヘッドフォンは、かなり高価な製品であっても、音楽再生において、かなりの音質の劣化が見られた。それは仕方がないことと思えた。音が多少悪くなっても、あるいはかなり音が悪くなっても、静かさが欲しいという製品であった。

 


 ところが、SONY NW-A918では、ノイズキャンセル・機能をオンにしても、ほとんど音質の劣化が感じられない。これは、驚きだ。従来のノイズキャンセリング・ヘッドフォンでは、かなり音質が落ちるのが当たり前というか、仕方のないものだったのだ。

 実際に、騒がしい量販店で、NW-A918のノイズキャンセル機能をテストしてみた。
 ノイズキャンセルをオンにしてみると、ずいぶん静かな状態が広がる。不思議な感覚だ。そして、癒し系の静かな曲などをヴォリーム2とか3とかでかけてみると、店内の騒がしさがほとんど気にならなくなる。
 NW-A918のヴォリームは、最大で30まであり、その、2とか、3というのは、とても小さな音だ。その小さな音が、騒がしい空間で、しっかり聞こえてくる。これは、不思議な感覚といえる。
 ちなみに、自分の室内でNW-A918を使うときには、ヴォリームを12~15ぐらいで音楽を楽しむ。
 静かな室内でNW-A918を使うときには、イヤフォンをゼンハイザーMX400にすることが多い。その方がよい音に感じるからだ。MX400については、http://blog.so-net.ne.jp/tabibito_j/2007-09-04-2を読んでいただけたらと思う。生産終了品であるが、サウンドハウスという店では、これを書いている時点でまだ購入できる。1,480円(税込)という値段が信じられないほど「音楽」が聞こえるイヤフォンだと思える。サウンドハウスのネットショップへのリンクはその記事の中にバナーを張っている。

 NW-A918の音質自体も、かなり高音質だと思える。
 その実力の程を知るために、SENNHEISER HD580 Precision という、ヘッドフォンとしてそれなりに評価が高い製品をつないで聴いてもみた。その組み合わせで聞こえてくる上質のサウンドは、かなりのオーディオ通でも納得できる音だと思える。SONY MDR-CD900STというヘッドフォンとの組み合わせは、まだ試していないのだが、恐らく、かなり相性がよいだろうことが想像できる。
 SONY MDR-CD900STは、スタジオやプロの現場で使われている映像を、最近も何度か目にした。この製品は、¥20,000~¥16,000 程度で手に入るので、ひとつの基準として、手元にあると、音楽や放送の現場の人々が何を基準に音作りをしているか知ることができて、興味深いものがあると思える。
 
 SENNHEISER HD580 Precisionについての、わたくしの過去の記事は、http://tabibito-j.blog.so-net.ne.jp/2006-10-28-2
 SONY MDR-CD900STについては、http://tabibito-j.blog.so-net.ne.jp/2006-10-21
 
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madoka

なるほど~♪ぜひ試してみたいです!
静かさって本当に大切ですよね。最近、ご近所の大型室外機の
重低音がとても耳につくようになって・・・(>_<)
by madoka (2008-04-03 21:30) 

旅人J_(wayfarer_j)

ram さん。niceをありがとうございます。m(__)m

by 旅人J_(wayfarer_j) (2008-04-07 01:30) 

旅人J_(wayfarer_j)

madoka さん、こんばんは。
ご近所の大型室外機の重低音>これはつらいですね。
人々は、力を合わせて、人間関係を大切にしたいものですが、都市では、なかなか静かな空間は得難く、貴重なものだと思えます。
by 旅人J_(wayfarer_j) (2008-04-26 05:35) 

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