都市の室内に、高原のすがすがしさを求めてみる。 [キッチン・生活家電]
山間部など、空気がきれいな土地に住んでいる人は、かなり花粉が多い状態でも、花粉症の症状などが出ることはないという。
現代の医学的研究でわかっているのは、工場やディーゼルエンジン、古いガソリンエンジンなどから排出される大気中の窒素酸化物に汚染されている大気を呼吸している人達は、わずかな花粉やハウスダストなどに、過敏に反応するようになり、花粉症やアレルギー症状に苦しむようになるということであるようだ。
こういう健康的な状況がある一方、社会的に、地方の小さな地域の過疎化が進み、若者は仕事を求めて、都会で生活する必要があり、都市化が進んできたというのが、ここ数十年の日本の傾向だともいえる。
例えば、受けられる医療サービスを考えてみても、日本全体としても充分な医師が確保できていない現状があり、特に小児科医と産婦人科医の不足は、かなり深刻になりつつもある。日本全体でもそのような状況であり、まして、地域の格差を考えるとき、過疎地域の医師不足は深刻である。
団塊の世代の人々など、これまで都市部において現役で仕事を続けてきた人々が、自然を求めて、北海道のそういう人達向けの新しい、山間部の住宅地や、自然に囲まれた過疎地域で老後の生活を、自然が豊かな中で送りたいという人もおられるようであるが、日本全体から見ると、大きな動きとまではいえない。
前述のように、都市部で暮らしてゆく必要がある人達で、花粉症やアレルギーに苦しむ人達には、空気清浄機は、「都会の中に、高原のすがすがしさ」に近い環境を作ってくれる可能性があり、人によっては、それがとてもありがたいものになり得る可能性がある。
ちなみに、わたくしが住んでいるのは九州の北部で、近年は、中国からの大気汚染で光化学スモックが発生したりもしている。大気汚染がない地域では、人は、花粉症やアレルギー症状になりにくいという研究結果。高原のすがすがしい自然の中にいると、それは全身で実感できるものがある。
都会で暮らしてゆく場合で、花粉症やアレルギー症状を感じる場合、ハウスダストや花粉を減らす工夫をしたり、空気中の有害物質を減らすことによって、随分体が楽になったり、リラックスできるようになったりもする。
わたくしは、大きく分けて、4種類の空気清浄機を試してみた。
一番古くから使っている空気清浄機は、ダイキン製の光クリエールという製品だ。
わたくしが使っているのは、10年近く前の光クリエール、そして、その2世代後の一台、そして、そのさらに一世代後の一台。ダイキンの光クリエールは、近年徐々に機能が進化しつつあるようであるが、以前から変わらないのは、空気清浄機の中で紫外線を発生させて、光化学反応によって、窒素酸化物や有害な化学物質を分解できるところであると認識している。
今も、光クリエールを使い続けているが、使い始めの頃に、私の知人は、光クリエールを強めに運転すると、まるで高原の風のように気持ちがいいといっていた。わたくしも、その気持ちよさは感じる。
いまだに使い続けているダイキン製の空気清浄機であるが、弱点がないわけではない。
窒素酸化物や様々な化学物質を分解できる空気清浄機は、以前は、ダイキン製のものだけだったように思う。今でもそうなのかもしれない。その機能はとてもありがたく思えるのだが、メインテナンスは、かなり大変だ。一年とか、一年半程度で、内部の部品を水洗いし、細い放電線をクリーニングする。うちにある三種類の光クリエールの中で、一番新しいものは、その細い放電線がクリーニング中に切断しやすく、これまで2度放電線を交換した。
このような弱点はあるものの、ランニングコストもリーズナブルで、使い続けている。
二番目に紹介するのは、水の細かい粒子を作って、それにより、空気清浄効果とマイナスイオンを発生する製品で、松下電器製のものを三種類使ってみた。そのうちの二種類は、水を内部で細かく放出する方式。もう一種類は、振動板に水を当てて、微細な水の粒子を作り出す方式であった。この三種類ともに、今は製造されていないようである。
実際の使用感として、はじめはという注釈付きで、かなり気持ちがいい。
そして、致命的な欠点として、三種類ともに数ヶ月使ううちに、内部にカビや、カビか雑菌と思えるぬるぬるとしたものが発生して、そのクリーニングは困難を極めるということである。
結果として、これらの製品は、はじめはかなり心地よいのだが、きれいな状態で使い続けることが、とても困難な製品だった。今これらの製品の後継機種が作られていないのも、こういう欠点が克服できないためであると推測できる。
三番目に紹介したいのは、富士通ゼネラル製の脱臭機だ。
わたくしの住まいで、使いはじめて4ヶ月ほどになるだろうか。
この製品の脱臭能力は、かなり圧倒的ともいえるほどだ。通常の空気清浄機の50から150倍もの脱臭性能があるとメーカーはいっているが、それが実感できるところがすごい。
とても嬉しいのは、メインテナンスが、とても楽なことである。
12時間ごとに、フィルターの自動再生が行われることにより、全てのフィルター交換を不要としている。12時間ごとに、ヒーターユニットが作動し、複合金属酸化触媒フィルターの脱臭能力の再生が行われるのだという。
わずかに手間がかかる部分としては、網の目状のプリフィルターと集塵フィルターを数ヶ月に一度掃除することぐらいである。メーカーでは、1ヶ月ごとの掃除を推奨しているが、わたくしは数ヶ月そのままにしている。とりあえず不具合はない。また、集塵フィルターは、1年に一回程度水洗いできるとのことだ。
メーカーのサイトへのリンク。
http://www.fujitsu-general.com/jp/products/deodorize/lineup/das301r.html
富士通ゼネラル製の脱臭機は、ペットショップなどでも使われていて、脱臭能力は、とても優れている。
例えば、料理の匂いが部屋に充満したとして、自動運転に任せて30分あまりで、匂いがない状態にしてくれる。
ウイルスの除去やアレル物質の集塵・分解機能も嬉しい。
DAS-301Rを購入するのにためらわれたのは、オゾンが体に悪いのではないかということだったが、実際に使ってみると、それは杞憂だったように感じ、むしろ、匂いが短時間のうちになくなることが神経を休めるのに役立ち、やカビやウイルスに対処してくれる機能性が頼もしく感じている。
自分たちが感じていなくても、室内に生活臭がするということはよくあることであり、外出していて帰宅したときなどに、そういう匂いがしていることに気付くときもある。DAS-301Rを導入してからは、外から帰ってきて、むしろ室内の空気がきれいなことが嬉しかったりしている。
四番目に取りあげるのは、ごく普通の空気清浄機。
わたくしの家族の一人の部屋にこれがある。
Amazonでは、かなり価格が安くなっていて驚いた。
MA-837-Wが優れているのは、プレフィルターに自動お掃除機能がついていて、常日頃はメインテナンスフリーであることだ。家族の一人は、最近やや花粉症気味だったようだが、MA-837-Wを部屋に設置して、その症状が治まっている。
同じ三菱の新型、MA-517DKに関しては、上記の松下電器製の水を使う製品で失敗してきた経験があるので、私はやや懐疑的に見ている。
MA-837-Wは、窒素酸化物の分解などはできないようであるが、基本的な性能を持った空気清浄機として、なかなかよい製品だと感じる。
空気清浄機について、実際に使ってきてのレビューは以上のようなものになるのだけれども、昨年夏、リビングで10年以上使ってきたエアコンがついに使い物にならなくなり、新しいエアコンを選定し設置せざるを得なくなった。
かなりいろいろ調べて、私は日立のRAS-X28Wという機種を選んだ。
RAS-X28Wは、エアコンとしても、かなり優れていると評価しているのだが、RAS-X28Wはエアコンでありながら、優れた空気清浄機でもある。
http://kadenfan.hitachi.co.jp/ra/aircon/products/rasx28w.html こちらは、メーカーのサイトであるが、この空気清浄機能の中に「ミスト脱臭」という機能があり、これがかなかな気持ちよい。
RAS-X28W導入前のエアコンの内部は、相当にホコリの巣になり、カビや雑菌の巣にもなっていた。RAS-X28Wを8ヶ月あまり使ってきて、先日、お掃除ロボットでたまっているはずの集塵ボックスのクリーニングのために内部を見てみた。空気の通り道は、ことごとく、ステンレスが使ってあったり、送風ファンもメタルコーティングが施してあったり、除菌・防汚に気配りがされた製品なのだが、内部は驚くほどきれいに保たれていた。
通常プレフィルターは、プラスチック製で、油汚れなどに弱い。ところが、RAS-X28Wでは、プレフィルターもステンレス製になっており、空気中の汚れを帯電させ、それをステンレスフィルターまで誘導する方式で、内部を内部に汚れを入れない設計になっている。そして、内部に汚れが入っても、そこで除菌・防汚対策が徹底されているというのは、ある意味かなりすごいと思える。
ここまで、材料費がかかっている製品が、他社製品の上位機種と実売価格ではほとんど差がないというのは、とても良心的な作りであると高く評価したい。
また、実際にRAS-X28Wを運用してみて、電気代は、かなり安くなった。エコロジーという意味でも嬉しい。
現代の医学的研究でわかっているのは、工場やディーゼルエンジン、古いガソリンエンジンなどから排出される大気中の窒素酸化物に汚染されている大気を呼吸している人達は、わずかな花粉やハウスダストなどに、過敏に反応するようになり、花粉症やアレルギー症状に苦しむようになるということであるようだ。
こういう健康的な状況がある一方、社会的に、地方の小さな地域の過疎化が進み、若者は仕事を求めて、都会で生活する必要があり、都市化が進んできたというのが、ここ数十年の日本の傾向だともいえる。
例えば、受けられる医療サービスを考えてみても、日本全体としても充分な医師が確保できていない現状があり、特に小児科医と産婦人科医の不足は、かなり深刻になりつつもある。日本全体でもそのような状況であり、まして、地域の格差を考えるとき、過疎地域の医師不足は深刻である。
団塊の世代の人々など、これまで都市部において現役で仕事を続けてきた人々が、自然を求めて、北海道のそういう人達向けの新しい、山間部の住宅地や、自然に囲まれた過疎地域で老後の生活を、自然が豊かな中で送りたいという人もおられるようであるが、日本全体から見ると、大きな動きとまではいえない。
前述のように、都市部で暮らしてゆく必要がある人達で、花粉症やアレルギーに苦しむ人達には、空気清浄機は、「都会の中に、高原のすがすがしさ」に近い環境を作ってくれる可能性があり、人によっては、それがとてもありがたいものになり得る可能性がある。
ちなみに、わたくしが住んでいるのは九州の北部で、近年は、中国からの大気汚染で光化学スモックが発生したりもしている。大気汚染がない地域では、人は、花粉症やアレルギー症状になりにくいという研究結果。高原のすがすがしい自然の中にいると、それは全身で実感できるものがある。
都会で暮らしてゆく場合で、花粉症やアレルギー症状を感じる場合、ハウスダストや花粉を減らす工夫をしたり、空気中の有害物質を減らすことによって、随分体が楽になったり、リラックスできるようになったりもする。
わたくしは、大きく分けて、4種類の空気清浄機を試してみた。
一番古くから使っている空気清浄機は、ダイキン製の光クリエールという製品だ。
DAIKIN フラッシュストリーマ 光クリエール ACM75G-W
- 出版社/メーカー: ダイキン
- メディア: ホーム&キッチン
わたくしが使っているのは、10年近く前の光クリエール、そして、その2世代後の一台、そして、そのさらに一世代後の一台。ダイキンの光クリエールは、近年徐々に機能が進化しつつあるようであるが、以前から変わらないのは、空気清浄機の中で紫外線を発生させて、光化学反応によって、窒素酸化物や有害な化学物質を分解できるところであると認識している。
今も、光クリエールを使い続けているが、使い始めの頃に、私の知人は、光クリエールを強めに運転すると、まるで高原の風のように気持ちがいいといっていた。わたくしも、その気持ちよさは感じる。
いまだに使い続けているダイキン製の空気清浄機であるが、弱点がないわけではない。
窒素酸化物や様々な化学物質を分解できる空気清浄機は、以前は、ダイキン製のものだけだったように思う。今でもそうなのかもしれない。その機能はとてもありがたく思えるのだが、メインテナンスは、かなり大変だ。一年とか、一年半程度で、内部の部品を水洗いし、細い放電線をクリーニングする。うちにある三種類の光クリエールの中で、一番新しいものは、その細い放電線がクリーニング中に切断しやすく、これまで2度放電線を交換した。
このような弱点はあるものの、ランニングコストもリーズナブルで、使い続けている。
二番目に紹介するのは、水の細かい粒子を作って、それにより、空気清浄効果とマイナスイオンを発生する製品で、松下電器製のものを三種類使ってみた。そのうちの二種類は、水を内部で細かく放出する方式。もう一種類は、振動板に水を当てて、微細な水の粒子を作り出す方式であった。この三種類ともに、今は製造されていないようである。
実際の使用感として、はじめはという注釈付きで、かなり気持ちがいい。
そして、致命的な欠点として、三種類ともに数ヶ月使ううちに、内部にカビや、カビか雑菌と思えるぬるぬるとしたものが発生して、そのクリーニングは困難を極めるということである。
結果として、これらの製品は、はじめはかなり心地よいのだが、きれいな状態で使い続けることが、とても困難な製品だった。今これらの製品の後継機種が作られていないのも、こういう欠点が克服できないためであると推測できる。
三番目に紹介したいのは、富士通ゼネラル製の脱臭機だ。
わたくしの住まいで、使いはじめて4ヶ月ほどになるだろうか。
この製品の脱臭能力は、かなり圧倒的ともいえるほどだ。通常の空気清浄機の50から150倍もの脱臭性能があるとメーカーはいっているが、それが実感できるところがすごい。
とても嬉しいのは、メインテナンスが、とても楽なことである。
12時間ごとに、フィルターの自動再生が行われることにより、全てのフィルター交換を不要としている。12時間ごとに、ヒーターユニットが作動し、複合金属酸化触媒フィルターの脱臭能力の再生が行われるのだという。
わずかに手間がかかる部分としては、網の目状のプリフィルターと集塵フィルターを数ヶ月に一度掃除することぐらいである。メーカーでは、1ヶ月ごとの掃除を推奨しているが、わたくしは数ヶ月そのままにしている。とりあえず不具合はない。また、集塵フィルターは、1年に一回程度水洗いできるとのことだ。
メーカーのサイトへのリンク。
http://www.fujitsu-general.com/jp/products/deodorize/lineup/das301r.html
富士通ゼネラル製の脱臭機は、ペットショップなどでも使われていて、脱臭能力は、とても優れている。
例えば、料理の匂いが部屋に充満したとして、自動運転に任せて30分あまりで、匂いがない状態にしてくれる。
ウイルスの除去やアレル物質の集塵・分解機能も嬉しい。
DAS-301Rを購入するのにためらわれたのは、オゾンが体に悪いのではないかということだったが、実際に使ってみると、それは杞憂だったように感じ、むしろ、匂いが短時間のうちになくなることが神経を休めるのに役立ち、やカビやウイルスに対処してくれる機能性が頼もしく感じている。
自分たちが感じていなくても、室内に生活臭がするということはよくあることであり、外出していて帰宅したときなどに、そういう匂いがしていることに気付くときもある。DAS-301Rを導入してからは、外から帰ってきて、むしろ室内の空気がきれいなことが嬉しかったりしている。
四番目に取りあげるのは、ごく普通の空気清浄機。
MITSUBISHI 空気清浄機 MA-837-W(ホワイト)
- 出版社/メーカー: 三菱電機
- メディア: ホーム&キッチン
わたくしの家族の一人の部屋にこれがある。
Amazonでは、かなり価格が安くなっていて驚いた。
MA-837-Wが優れているのは、プレフィルターに自動お掃除機能がついていて、常日頃はメインテナンスフリーであることだ。家族の一人は、最近やや花粉症気味だったようだが、MA-837-Wを部屋に設置して、その症状が治まっている。
同じ三菱の新型、MA-517DKに関しては、上記の松下電器製の水を使う製品で失敗してきた経験があるので、私はやや懐疑的に見ている。
MA-837-Wは、窒素酸化物の分解などはできないようであるが、基本的な性能を持った空気清浄機として、なかなかよい製品だと感じる。
空気清浄機について、実際に使ってきてのレビューは以上のようなものになるのだけれども、昨年夏、リビングで10年以上使ってきたエアコンがついに使い物にならなくなり、新しいエアコンを選定し設置せざるを得なくなった。
かなりいろいろ調べて、私は日立のRAS-X28Wという機種を選んだ。
RAS-X28Wは、エアコンとしても、かなり優れていると評価しているのだが、RAS-X28Wはエアコンでありながら、優れた空気清浄機でもある。
http://kadenfan.hitachi.co.jp/ra/aircon/products/rasx28w.html こちらは、メーカーのサイトであるが、この空気清浄機能の中に「ミスト脱臭」という機能があり、これがかなかな気持ちよい。
RAS-X28W導入前のエアコンの内部は、相当にホコリの巣になり、カビや雑菌の巣にもなっていた。RAS-X28Wを8ヶ月あまり使ってきて、先日、お掃除ロボットでたまっているはずの集塵ボックスのクリーニングのために内部を見てみた。空気の通り道は、ことごとく、ステンレスが使ってあったり、送風ファンもメタルコーティングが施してあったり、除菌・防汚に気配りがされた製品なのだが、内部は驚くほどきれいに保たれていた。
通常プレフィルターは、プラスチック製で、油汚れなどに弱い。ところが、RAS-X28Wでは、プレフィルターもステンレス製になっており、空気中の汚れを帯電させ、それをステンレスフィルターまで誘導する方式で、内部を内部に汚れを入れない設計になっている。そして、内部に汚れが入っても、そこで除菌・防汚対策が徹底されているというのは、ある意味かなりすごいと思える。
ここまで、材料費がかかっている製品が、他社製品の上位機種と実売価格ではほとんど差がないというのは、とても良心的な作りであると高く評価したい。
また、実際にRAS-X28Wを運用してみて、電気代は、かなり安くなった。エコロジーという意味でも嬉しい。
いろいろお勉強になりました!
最近の新しい機能付きのエアコンは、購入時は少々高額ですが
やはり電気代など長い目でみると断然お得!というわけですね♪
by madoka (2008-04-24 22:36)
madoka さん。おはようございます。
コメント&niceありがとうございます。m(__)m
by 旅人J_(wayfarer_j) (2008-04-26 04:53)