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過去の記事に、時間とともに変化あり。 [audio]

 私の過去の記事、http://tabibito-j.blog.so-net.ne.jp/2006-12-03-2において、当時、SONY MDR-CD900STは、Amazonでの取り扱いはなかったように記憶している。いつからなのかはわからないが、今現在はAmazonでも購入できるようになっていたことを発見。とはいうものの、Amazonからの直接便ではなく、「この商品は、○○○○○が販売、発送します」というパターンになっている。


SONY MDR-CD900ST

SONY MDR-CD900ST

  • 出版社/メーカー: Sony
  • メディア:



 
 MDR-CD900STも、いろんな表情があるがゆえに、いろんな興味深い使い方ができる。
 その一面として、いまだにそういう番組もあるのかもしれないが、歌手デビューを願っているような人を、有名な作曲家や歌手の人達が審査して、アドバイスをしてくれるような番組を、ある程度前に見たことがあるような気がする。そういう番組の場面として、審査員の人達が、MDR-CD900STで、その歌をモニターしているような画像を、最近も見たような記憶もある。
 実際に、MDR-CD900STを使ってみると、その感覚が、とてもわかる。歌が上手いか下手かとか、息づかいとか、ありありとモニターできる感覚があって、上記の番組のような場面で使われる理由がとても納得がいったりもする。

 最近手に入れた、音源で、ある曲は、ベースと低音ドラムなどの録音が、かなり強めにミキシングしてあって、MDR-CD900STでリスニングすると、その低音で音楽全体が、べっとり塗りつぶされる感じで、肝心のヴォーカルやほかの楽器の音がとても聞き取りにくくなることを経験した。その音源とは、『コードギアス 反逆のルルーシュ Sound Episode 1』に入っている、C.C. (ゆかな) さんが歌っている「REINCARNATION」という曲だ。
 SENNHEISER HD580で、同じ曲を聴き比べると、こちらはずっと、聴きやすく、低音で曲全体が塗りつぶされるような感覚もなく、ヴォーカルの情感が、かなりいい感じで伝わってきて、情感が伝わってきて心に響いてくるものもある。
 
コードギアス 反逆のルルーシュ Sound Episode 1

コードギアス 反逆のルルーシュ Sound Episode 1

  • アーティスト: C.C.(ゆかな),黒石ひとみ
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 2007/04/25
  • メディア: CD


 私の場合、とてもヒットしているからいい曲という判断は、しないというか、できない。
 心とか、魂に響いてくる曲。情感に響く曲。その人の想念が美しいものが伝わってくる曲。勇気や、魂を奮い立たせてくれるような曲。他にもいろいろ判断基準はあるのだけれども、そういうものがあるものが、私にとっての、「これはいい曲ですね」という音楽になる。

 話を元に戻すと、上記のCDに収録されている『REINCARNATION』という曲は、私には、かなりいい曲になっていると思えるのだが、前述のように、ミキシングに多少の疑問を感じる。この曲を仕上げたプロデューサーは、ラジカセやミニコンポなどでの再生でも、しっかりと低音部が聞こえることをねらってこのようなミキシングにしたのだとも推測できる。
 SONY MDR-CD900STで、この曲を聴いた場合、「新しいベーシストを使いまして、このベーシストがいいかどうかだけ聴いてもらえますか」みたいな感じに聞こえる。それはそれで、ベースはとても聞こえて、ベースを弾いている人の指使いまで見えるようだったりするのだけれども、曲トータルのバランスとしてはとんでもないものになる。
 誤解がないようにお断りしておきたいのは、MDR-CD900STで聴いても、曲全体のバランスがとてもいい録音もあるということを書いておきたいと思う。というか、普通は、大体問題ない。逆にいうと、上記の「REINCARNATION」という曲では、上記のようなとても珍しい現象が起きましたということでもある。

 まぁ、いろいろオーディオ機器などを使ってきて、完全・オールマイティなんて機種は存在しないことはよくわかっている。
 問題があるオーディオ機器でも、音源によっては、極端に「はまる」こともある。
 オーディオのソース、録音にあわせて、いろいろ使い分けると、とても面白いことがわかったり、「この曲は、これで聴くと、極めてよい」という経験ができたりする。

 SONY MDR-CD900STを使っていて、「とても興味深い」とか、「これは面白い」と思えることがある。
 それは、「ああ、この歌手も、たぶんこれを使ってレコーディングしたんだなぁ」と感じられたりすることが多いことである。実際、日本のレコーディングの現場では、かなり高い割合で使われていることが推測され、一つの「基準」みたいな音であると思うので、そういう基準となる音、ありありとした音、「とても人気がある歌手もこれを使ってこういう音を聴きつつ演奏したり歌っているのだなぁと」ということを、2万円を切る価格で、しばしば経験できるという意味で、SONY MDR-CD900STを一つ持っておくことは、とても、「楽しい」ことでもあり、「興味深い」ことでもあるのではないだろうか。
 
 2006年12月時点では、Sennheiser HD650 はAmazonでは取り扱いがなかったような気がするが、今はAmazonでも購入できるようになっている。HD580の取り扱いはいまだにない。
 HD650は、2006年頃、家電量販店では、¥62,000程度していたような気がする。数日前に、ヨドバシカメラ、ビッグカメラに問い合わせてみたら、どちらも¥59,800 だった。どちらも長期保証の対象外といわれたように記憶しているが、御検討中の方は直接御確認を。Amazonでは現在、¥ 51,500 。このお値段だとだいぶ、手に入れたいという気持ちになれる感じがしてくる。(笑)
 さらにサウンドハウスの価格を調べてみて、かなり驚いた。¥42,800 ぐらいだったような。この価格までくると、ドイツ本国で手に入れる価格に近いのが嬉しい。ただし、「直輸入品」とのことであり、今現在は「在庫稀少」という状態だった。

Sennheiser ダイナミックオープンエアヘッドホン ハイグレードモデル HD650

Sennheiser ダイナミックオープンエアヘッドホン ハイグレードモデル HD650

  • 出版社/メーカー: ゼンハイザー
  • メディア: エレクトロニクス


 下にあるのは、サウンドハウスさんへのリンクバナー。
   

  


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旅人J_(wayfarer_j)

ramさん。ありがとうございます。
by 旅人J_(wayfarer_j) (2008-08-12 17:25) 

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