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自国が戦地になったことがない国 [世界平和]

 自国が戦地になったことがない国は、
 戦争が生み出す沢山の苦しみ悲しみを知らない人々が多く住んでいる。

 アメリカは、世界の多くの地域に、兵士を送り込んできた。
 その若者達は、多くの苦しみを経験してきてはいる。
 しかし、戦争を経験した人々は、アメリカ国民のごくごく一部でしかない。

 アフガン。
 イラク。
 レバノンでの紛争。

 今回イラクにアメリカの兵士が送り込まれるときのブッシュの支持率は85%を超えていたようだ。
 それが今は45%程度まで落ちている。
 何故初めから、55%ぐらいに人々が、賢くなれないのだろう。

 アメリカに住んでいる人々は、遠い昔に、南北戦争は経験していても、自国が他国との戦地になったことはほとんど経験していない。
 戦争の悲惨さを知らない人達が多いから、あのような振る舞いができるのではないだろうか。

 フランスとドイツ。
 自国が戦地になり、戦争が、どれだけ悲惨で、悲しい出来事を生むのか知っている人が多い国なのだろうと推測する。
 それだからこそ、フランスとドイツは、アメリカの好戦的ともいえるような強固な態度に対し、異議を唱えることができるのだろうと思える。

 劣化ウラン弾。
 兵器としての破壊力に優れており、なおかつ、核廃棄物の処理にも繋がり、しかも極めて安価な材料。
 劣化ウラン弾は着弾すると、極めて微細な粒子となり、その微粒子は半径900メートル以上に拡散するという。
 劣化ウラン弾がばらまかれた戦地では、様々な病状を訴える人々が後を絶たない。
 放射能は、人のDNAをとても傷つける。
 当然、遺伝子に異常を持った子供も生まれてくる。
 不虞の体で生まれてくる子供も出てきている。
 それは戦地で生まれる子供に限らず、アメリカ帰還兵の子供達にも。

 その子供達も大人になり、子供をもうけることもあり得ると思える。
 DNAの損傷は、受け継がれることになるのではないだろうか。

 世界には、いろいろな人々がいる。
 考え方も違えば、文化も違う。
 でも、なんとか、互いに理解し合い、認め合うことはできるのではないだろうか。
 そうする努力と、人々の気運が足りないだけなのではないだろうか。

 環境問題も、世界の人々が力を合わせないと、もう地球が保たなくなりそうになっているとも思える。
 ペンタゴンは2020年~2030年には南極の氷がなくなり、ヨーロッパの多くの都市が水没するという予測も出している。なのに、京都議定書は無視。国内経済優先の態度。

 10億人もの人々が肥満で命の危険にさらされている一方、その何倍もの人々が飢餓に苦しんでいる。

 世界の人々が、様々な違いや葛藤を乗り越え、力を合わせることができれば、
 この地球という星に暮らす人々が、もっともっとしあわせになれるのではないだろうか。

 こんなふうに、地球規模での人々のしあわせを願うとき、
 人は身の回りの様々な葛藤・苦しみを、たいしたものでないと感じることができたりするのかもしれない。
 そういう願いや、祈りをするときに、自らの心の苦しみや魂の苦しみを忘れることができるのではないだろうか。

 ユニセフの人々の努力は、とてもありがたいことに思える。
 私も、毎月少額ながら募金させて頂いている。
 ユニセフ http://www.unicef.or.jp/


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コメント 3

旅人J

 さくらさん、niceありがとうございます。
 m(__)m
by 旅人J (2006-09-28 06:18) 

ram

地球規模で人々の幸せを願い、実際に行動している旅人さまを尊敬しています。
by ram (2006-11-08 20:11) 

旅人J

ramさま。
 おほめにあずかり、恐縮です。
 私は、まだまだです・・・。
by 旅人J (2006-11-08 22:20) 

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