癒される音楽-2 [音楽]
癒される音楽の第二回目です。
今回は、グノーのアヴェ・マリア (Ave Maria) を取り上げます。
グノーのアヴェ・マリア。
様々な人が演奏していたり、歌ったりしている曲ですが、20位の録音の中から、
最も透き通っていて、
最も癒されると感じられ、
一番好きになれ、最もオススメできるのは、
ジュエルというシンガー・ソング・ライターが歌っているものでした。
20種ほどのグーノーのアヴェ・マリアを聴いて、
それぞれに趣が異なるのは、とても面白かったです。
聴き比べていて、爆笑しつつも、これはこれで感動的だと思ったり…、
面白い経験でした。
録音によって、
強烈に情熱的で信仰心の熱烈さが感じられるものや
とても男性的な薫りがプンプンにおうけれどもそれはそれでよいとも感じられるもの。
現代的な編曲で軽やかで伸びやかなもの。
いろいろありまして、いくつかはかなり好きになれました。
ジュエルが歌っているアヴェ・マリアは
Joy - A Holiday Collection
というアルバムで聴くことができます。
下をクリックすると、Amazonで試聴できます。
2007年9月に、この曲のサンプルを用意いたしました。
このアルバムの他の曲は、あまり聴いていないのですが、ちょっとクセがあって子供っぽく感じる曲もありました。
しかし、彼女が歌っているアヴェ・マリアだけを取り出して、聴いてみると、とてもよいのです。
他のアーティストのものと比べて、聖マリアにまっすぐに届いているという感じがします。
今現在、amazonでは在庫が切れているみたいですが、上記リンクから、
「新品/ユーズド価格」クリックで、入手可能であるようです。
原曲についての情報は以下のような感じです。
C.F.Gounod - グノーが、J.S.バッハの平均律クラヴーィアのprelude の上に独自のメロディーを乗せた曲です。
なのですが、よくよく聴いてみると、平均律クラヴーィアのpreludeが完全にそのまま使ってあるのではなく、少し手が加えられている部分もあります。
そういう事情で、この曲は、「J.S.バッハ/グノー作曲」とされることも多いです。
グノーは、後半生、神学校に通ったり、修道院に出入りしていたこともあるようです。
グノーの後半生の作品は、宗教曲中心になっているようで、
そういう日々の中で生まれたのが、この曲ということになります。
歌詞はラテン語によるアヴェ・マリアの祈祷文が使われています。
その日本語訳は
恵み溢れる聖マリア、主はあなたとともにおられます。
主はあなたを選び、祝福し、あなたの子イエスも祝福されました。
神の母聖マリア、罪深い私達の為に、
今も、死を迎える時も祈って下さい。 アーメン。
(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より)
ということで、今回はこの曲を御紹介しました。
と申しましても、誰でもが聞き知ってる曲なので、「御紹介」なんて大げさというかおこがましいともいえます。申し訳ありません。
とはいいつつ、誰もが知ってる曲を掘り下げてみると、結構興味深い発見があったりはしますので、まあ、こういう記事があってもいいかと、判断いたしました。
グノーのアベマリアの日本語訳を読んで胸がいっぱいになりました。
by さくら (2006-09-26 14:59)
さくらさんこんにちは。
御訪問ありがとうございます。
さくらさんも、アヴェ・マリアの祈祷文を読むとそんな風に感じられるのですね。実は、私も、あの日本語訳を、サクッと目を通すだけで、胸にグググという感じを受けてしまいます。不思議なものです。
思うに、魔法使いの呪文に霊力があったり(笑)、仏教であれば、御真言に霊力があったり、神道の十言神咒や天津祝詞に特別な力があるように、何か特別な力があって、マリア様にファンクションしてしまうのかもしれないですね。
by 旅人J (2006-09-26 15:12)
madokaさん。niceありがとうございます。
by 旅人J (2006-10-05 13:43)
Jewelのアヴェ・マリア 視聴してみました。優しく暖かい声にとても癒しを感じました。
癒しうを与えるアルバムの中で私が以前聴いていた一枚のCDがあります。 ジェニファー・ウォーンズ「ファイマス・ブルー・レインコート」です。
その中の『ソング・オブ・バーナテッド』が連続ドラマ「アルジャーノンに花束を」の主題歌にもなりました。
とても綺麗な曲だし、しかもジェニファーの清潔感溢れる優しく伸びやかな声がとても心地よくて本当に癒されるのです。
by (2006-10-22 16:58)
yu-to さん。
コメントありがとうございます。
ジェニファー・ウォーンズ。なるべく近いうちにチェックしてみます。
by 旅人J (2006-10-31 05:51)