ヘンリック・シェリングのヴァイオリンが奏でるバッハの美しさ。 [音楽]
シェリングは、人格者としても尊敬を集める人であるという話を読んだことがある。
私と妻、そして私達の娘は、もう数知れないほど、シェリングが演奏している、バッハのヴァイオリンコンチェルトを愛聴してきた。
シェリングの奏でるバッハは、その人間性の高潔さを感じさせ、それでいて優しく慈愛に満ちているようにも感じる。聴いていて、とても心地よく、そして、自分もまた、高い目標を持って、誇らしく生きていきたいという気持ちを感じさせてくれる。また、とても癒されるとも表現できる。人としての暖かさも感じる。
堅苦しく演奏するタイプではなく、彼ならではの人間性を感じさせるような演奏ともいえる。
私達は、下に紹介するCD版が出る以前のLP版を何度も何度も聴いてきた。
- アーティスト: シェリング(ヘンリック), アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ, バッハ, マリナー(ネビル), アッソン(モーリス)
- 出版社/メーカー: ユニバーサルクラシック
- 発売日: 1995/07/05
- メディア: CD
(以下は、校正前の、「あれれ」状態になっている私の文章が続きます。)
- アーティスト: シェリング(ヘンリック), アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ, マリナー(サー・ネヴィル), バッハ
- 出版社/メーカー: ユニバーサルクラシック
- 発売日: 1997/12/03
- メディア: CD
うちにあるトーレンスのレコードプレイヤーは、かなり場所をとっており、悲しいことにウチは狭く、近年はレコード・プレイヤーの上が物置になっていたりするので、CD版を購入することに決めた。
私のホコリに対するアレルギーが命の危険があるほどに強いという理由もある。
しかし、同じレコードのCD版を購入するというのは、また、常々シェリングを聴きたいという気持ちが強いからというのが一番の理由だ。きっかけは、娘が、またシェリングをいい音で聴きたいという一言ではあった。私達は近年は、LP版のものをMDに録音したもので我慢してきていたのだ。
このCDの最後には、とても有名な、G線上のアリア(管弦楽組曲 第3番 BWV1068 より)が入っている。
この曲は、極めて美しいが、シェリングが弾いてくれる 『G線上のアリア』は、格別なものがあると感じる。
とてもオススメできる一枚である。
と記事を書いたのだが、私が注文を入れようとすると、在庫切れで、Amazonを通じて購入する場合、中古品しか手に入らないことが分かった。しかも、ちょっとプレミア価格気味であるように思う。残念だ。
もしかすると輸入盤が新品で、割安価格で手にはいるかも知れない。私は今からそのあたりを調べてみたい。
調べていて、次のCDは、とても聴いてみたくなった。
Henryk Szeryng, Vol. 1: J.S. Bach
- アーティスト: Johann Sebastian Bach, Josif Conta, Bucharest Symphony Orchestra, Henryk Szeryng
- 出版社/メーカー: Doremi
- 発売日: 2005/03/01
- メディア: CD
このCDについて、Amazonのレビューを書いている人の文章を読んだら、かなり無性に、私も聴きたくなってきた。
とさらに探すことを続けていると、Henryk Szeryng だと、アマゾンに新品の在庫があるのが見つかった。
- アーティスト: シェリング(ヘンリック), アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ, バッハ, マリナー(ネビル), アッソン(モーリス)
- 出版社/メーカー: ユニバーサルクラシック
- 発売日: 1995/07/05
- メディア: CD
よかった。嬉しい。
最初のリンクで御紹介したCDと、三番目のリンク先の違いをきちんと見てみると、微妙に収録曲が違っていることが分かった。
私が持っているLP版は、三番目のリンク先のものであると思う。お詫びして訂正したい。
とはいうものの、一番目のものも、新品が手にはいるのならば聴いてみたい気もする。
同じメンバーによる録音であるので、おそらくは同時期に録音されたもので、CDに納めるために、一部の曲の選曲が異なっているのではないかと想像する。
三番目のCDは、G線上のアリアが「※〈24Bitデジタル・マスタリング〉」とあるので、より美しい音で楽しめるのかも知れない。楽しみだ。
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